「朝日おとうさん新聞」連載コラムがスタートしました
株式会社子育て支援のホームページをご覧頂き、まことに有り難うございます。
この度、2014年12月から月1回、2015年3月までの4回にわたり、「朝日小学生新聞」に同封される「朝日おとうさん新聞」にて、<<アドラー心理学による「勇気づける」子育て>>と題した4回連続コラムを掲載することになりました。
ご一読頂ければ幸いです。
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アドラー心理学による「勇気づける」子育て
第1回: さりげない承認を
皆さん、初めまして。株式会社子育て支援の代表取締役、熊野英一です。
2014年のアマゾン和書総合ランキング1位、累計50万部超のベストセラー「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社、岸見一郎・古賀史健)で、日本でも一躍有名になった「アドラー心理学」。私は、この「アドラー心理学」をベースにして、子どもの自立に不可欠な(1)勇気(チャレンジ精神)(2)責任感(3)協調精神を育むコツをお伝えしています。
2014年も間もなく終わり。年末からお正月にかけて、子どもと触れ合う時間も多くなりますね。冬休みの宿題や、年始の目標設定、子どもとの遊びの時間や、中学受験にむけたラストスパート。日頃、触れ合う時間が少ない分、年末年始のお休みの間に、ここぞ、とばかりに「お父さんらしさ」をアピール!と、意気込みたいところですが、仕事のノリで、結果ばかりに注目してダメ出したり、手取り足取り指導して「出来る父親」をアピールしたりするのは逆効果。良い結果を褒めすぎるのも要注意。失敗を恐れて更なるチャレンジを避けようとするからです。
子どもは、「ありのままの自分を認めて欲しい!」のです。子どもを信頼して、見守りましょう。失敗に注目せず、完璧を期待せず、まずはチャレンジした事を認めましょう。そして、過保護をやめて自立を促しましょう。職場での部下育成にも通じるポイントですね。
「日頃からのさりげない承認」こそが、「勇気づけ」の本質です。何かができた、できない、という結果評価ではなく、何でもない日常の中で、子どもに対して、愛情、信頼、感謝の気持ちを、言葉がけやスキンシップで具体的に表現してみてください。その瞬間、子どもの表情が明るくなるはずです。